ついこの前の話。いつもは立ち寄らないお店に何となくふらりと入ってお洋服を見ていた時のことです。
おおー結構私好みじゃないですかウェヒヒと物色していると店員さんが話しかけてきました。まあよくある事ですね。
数年前は店員と目が合ったらヘッドホン装着して退店するという不審者極まりない行動をしていましたが、ここ最近は初対面の店員さんとも和やかにお喋りができるくらいにレベルアップ。
おかあちゃん、あたし人見知り直ったよ!
と変な所でしみじみしていたところ、突然店員さんに
「お姉さん、ずっと見ていたけど本当にオシャレさんですね!」
と言われました。
オシャレさん・・・
私がオシャレさん・・・
幼稚園の頃、背中まであるロングヘアーを母が毎朝可愛くスタイリングしてくれても帰宅する頃には暴れてぐっちゃぐちゃになり、
母の趣味で可愛いお嬢さんにされるもおてんばナカジマはスカートを嫌って、
小学2年辺りでばっさりショートカットになり、
カブトムシにハマると見知らぬおじさんおばさんには「ボクいくつ?」と聞かれ、
ガールスカウトの体験教室で私だけボーイスカウトに案内されそうになったり、
男子に「ブサイク三姉妹」に数えられていたり・・・
「私は可愛くないしオシャレなんてしたらいけないんだ」
気付いたらそう思い込むようになりました。
オシャレしても無駄だし別にいいよー友達はオシャレで可愛いけど私は日陰者さケッとひねくれてましためんどくせーな!
それが確か高校生の時だったかな。
ある日仲のいい妹分に「私も可愛くなりたいな……」と零したら「出せるモノは出せ!!」と言われたのね。
その時ロンスカブームで服屋にはロンスカがいっぱい並んでいて、これなら私でも大丈夫かなとドキドキしながら初めて自分でスカートを購入したのさ。
黒のロングスカート。
地味だし足なんて出していないけど、「制服以外でスカートを履いた」ことが私の中で大革命でした。
その頃からファッション雑誌を読んだり試行錯誤しながらオシャレについて自分なりに勉強して、お化粧も覚えて、嫌いだった鏡も気にするようになった。
そんなファッションコンプレックスの塊だった私がオシャレさん・・・オシャレさん・・・オシャレさん・・・・・・(ディレイ)
あの時スカート買ってよかったな!
多分あれが分岐点だったと思う!!(トゥルルルルルルルルルルル♪)
例え営業トークだろうと嬉しさで涙が溢れそうになりました。
実際は鼻汁が(以下略
そしてまんまと買わされたのがこちらになりますどーん。
どの角度から見ても目があってしまうネコシャツじゃー